持田哲郎(言語教師@文法能力開発)のブログ

大学受験指導を含む文法教育・言語技術教育について書き綴っています。

『良問でわかる高校英語』と『実践コミュニケーション英文法』

2冊を組み合わせて活用することについて

拙著『良問でわかる高校英語』は高校生向けの参考書であり、阿部一先生との共著である『実践コミュニケーション英文法』は大学教科書です。位置づけとしては両者は異なりますが、2冊を組み合わせて授業等で活用することは可能です。具体的には、『良問でわかる高校英語』本冊の問題を解く前に、別冊を参考にしながら『実践コミュニケーション英文法』に取り組むという形になるかと思います。『実践コミュニケーション英文法』のユニットを『良問でわかる高校英語』別冊の項目を対応づけると、以下のようになります。

  • UNIT1〜7→Chapter1, 2
  • UNIT8〜12→Chapter3
  • UNIT13〜16→Chapter4
  • UNIT17〜18→Chapter6, 7(心理動詞)
  • UNIT19〜20→Chapter9
  • UNIT21→Chapter7(不定詞の名詞用法、動名詞
  • UNIT22→Chapter8

『良問でわかる高校英語』本冊の「文構造」編は文法項目ごとの配列にはなっていません。そこで『実践コミュニケーション英文法』を活用することで、文法項目ごとに文法知識を導入することができます。『実践コミュニケーション英文法』の「はじめに」では、阿部先生の『ダイナミック英文法』との併用を勧めております。読み物としての性格の強い『ダイナミック英文法』は副読本として生徒・学生に読んでもらい、教室では『良問でわかる高校英語』を併用することもできるのではないかと思い、著者として検討してみました。

実践コミュニケーション英文法

実践コミュニケーション英文法