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『ゆっくりとしっかり学ぶ古典文法』参考文献一覧

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noteで公開している古典文法解説書『ゆっくりとしっかり学ぶ古典文法』を執筆する際に参考にした文献です。専門書から学習参考書までありますし、熟読したものから軽く目を通したものまであります。

参考文献一覧

  • 青木和男(1996)「文末表現を軸とする動詞活用の体系的指導」『日本語学』5(4)
  • 青木和男(1997)「古典の教育と古典語文法の教育」『国文学解釈と鑑賞』62(7) pp.29-36.
  • 青木博史(1998)「ヴォイス」『国文学』43(11) pp.122-123.
  • 安西徹雄(1983)『英語の発想』講談社
  • 島正博(1995)「古典語のヴォイス」『解釈と鑑賞』60(7) pp.29-36.
  • 泉基博(1998)「「侍り」から「候ふ」へ=丁寧表現の発達」『国文学』43(11) pp.90-96.
  • 糸井通浩(1998)「生徒は古典文法の何に躓くか―学習のポイントを探る」『国文学』43(11) pp.26-33.
  • 宇田川義明(1997)「現代語の文法教育と古典文法」『国文学解釈と鑑賞』62(7) pp.161-166.
  • エリク・ロング(1995)「「自発」をめぐって」『解釈と鑑賞』60(7) pp.37-43.
  • 大出晁(1965)『日本語と論理』講談社
  • 大坪併治(1983)「文法史をどうとらえるか」『日本語学』2(11)
  • 大野晋(1963)「推量の助動詞」『解釈と鑑賞』28(7)
  • 大野晋(1968)「助動詞の役割」『解釈と鑑賞』33(12)
  • 大野晋(1974)『日本語をさかのぼる』岩波書店
  • 大野晋(1978)『日本語の文法を考える』岩波書店
  • 大野晋(1988)『日本語の文法古典編』角川書店
  • 大野晋(1990a)「基本助動詞・助詞解説」大野・佐竹・前田(編)『岩波古語辞典』岩波書店
  • 大野晋(1990b)「基本助詞解説」大野・佐竹・前田(編)『岩波古語辞典』岩波書店
  • 岡崎友子(1998)「疑問表現」『国文学』43(11) pp.125-126.
  • 岡崎友子(2001)「指示副詞の史的変遷について」『国文学』46(2) pp.119-122.
  • 岡村和江(1976)「ぞ」『國文学』第12巻第2号臨時号
  • 岡村和江(1976)「こそ」『國文学』第12巻第2号臨時号
  • 沖森卓也(編著)(2012)『古典文法の基礎』朝倉書店
  • 奥村剛士(1998)「ささやかな私の工夫」『月刊国語教育』17(11) pp.44-45
  • 奥村三雄(1964)「じ」『国文学』9(13)
  • 小田勝(2007)『古代日本語文法』おうふう
  • 小田勝(2015)『実例詳解古典文法総覧』和泉書院
  • 尾上圭介(編)『文法Ⅱ』(朝倉日本語講座6)朝倉書店
  • 加藤康秀(1995)「古典文の構造を考えるに際して」『解釈と鑑賞』60(7) pp.44-50.
  • 亀井孝(2017)『概説文語文法』筑摩書房
  • 北原保雄(1998)「気づきの「けり」」『国文学』43(11) pp.34-38.
  • 金田一京助(1976)『日本語の変遷』講談社
  • 金田一春彦(1988)『日本語新版(下)』岩波書店
  • 金水敏(1995)「「進行態」とはなにか」『解釈と鑑賞』60(7) pp.14-20.
  • 金水敏(1998)「敬語動詞」『国文学』43(11) pp.126-127.
  • 金水敏・高山義行・衣畑智秀・岡﨑友子(2011)『文法史』シリーズ日本語史3 岩波書店
  • 櫛引彰(1995)「語形の名称と語形の機能」『解釈と鑑賞』60(7) pp.150-153.
  • 久保田篤・斎藤文俊(1990)「古典語主要助動詞辞典」『国文学』38 pp.99-136.
  • 熊倉千之(2011)『日本語の深層』筑摩書房
  • 桑原岩雄・中島繁夫・関谷浩(1985)『古典文法入門』駿台文庫
  • 小西甚一(1965)『古文研究法』(改訂版)洛陽社
  • 小西甚一(1973)『国文法ちかみち』(改訂版)洛陽社
  • 小西甚一(2010)『古文の読解』筑摩書房
  • 小矢野哲夫(1993)「動詞のパラダイム―古代語と現代語との関連―」『解釈と鑑賞』58(7) pp.92-97.
  • 近藤泰弘(1993)「古典語の文構造―格助詞から接続助詞への変化―」『解釈と鑑賞』58(7) pp.107-111.
  • 近藤泰弘(1997)「「文の構造」をどう扱うのか―古典語の複文構造の概観―」『国文学解釈と鑑賞』62(7) pp.45-52.
  • 佐伯梅友(2019)『古文読解のための文法』筑摩書房
  • 佐伯梅友福島邦道(1959)『古典文法要講』武蔵野書院
  • 佐藤喜代治(1963)「係り結び」『解釈と鑑賞』28(7)
  • 杉崎一雄(1988)「古典を読むための敬語動詞辞典」『国文学』33(15) pp.166-187.
  • 鈴木一彦(1996)『改訂新版日本語をみつめた文法・古典語』東宛社
  • 鈴木泰(1990)「自動詞と他動詞」『国文学』38
  • 鈴木泰(1998)「「たり」と「り」=継続と完成の表現」『国文学』43(11) pp.70-77.
  • 鈴木康之(1995)「古典文法はどこに問題があるか」『解釈と鑑賞』60(7) pp.6-13.
  • 鈴木康之(1996)「古典語動詞の活用をどうとらえるべきか―佐伯梅友を再考する―」『日本語学』5(4)
  • 関根一紀(1993)「古代語動詞パラダイムのとらえ方」『解釈と鑑賞』58(7) pp.87-91.
  • 関根一紀(1997)「「活用」をどう扱うのか」『解釈と鑑賞』62(7) pp.76-83.
  • 関谷浩(2013)『古文解釈の方法改訂版』駿台文庫
  • 山善行(1998)「モダリティ」『国文学』43(11) p.136
  • 高山義行・青木博史(編)(2010)『ガイドブック日本語文法史』ひつじ書房
  • 田中茂範・深谷昌弘(1998)『《意味づけ論》の展開』紀伊國屋書店
  • 田中千景(1998)「命令・依頼表現」『国文学』43(11) pp.134-135
  • 月本洋(2009)『日本語は論理的である』講談社
  • 時枝誠記(1941)『国語学原論』岩波書店
  • 時枝誠記(1954)『日本文法文語篇』岩波書店
  • 時枝誠記(1959)『増訂版古典解釈のための日本文法』至文堂
  • 中島文雄(1978)『日本語の構造』岩波書店
  • 中島由美子(1997)「「文の陳述的なタイプ」をどう扱うのか」『国文学解釈と鑑賞』62(7) pp.51-57.
  • 中村幸弘(1995)「文の構造はどう教えるべきか」『解釈と鑑賞』60(7) pp.118-125.
  • 中村幸弘・大久保一男・碁石雅利(2002)『古典敬語詳説』右文書院
  • 中村幸弘・碁石雅利(2000)『古典語の構文』おうふう
  • 中村幸弘・碁石雅利(2012)『日本古典文・和歌・文章の構造』新典社
  • 西田直敏(1988)「古典敬語のメカニズムはどうなっているか」『国文学』33(15) pp.102-110.
  • 西田直敏(1998)「敬語=人の関係は敬語で分かる」『国文学』43(11) pp.78-84.
  • 日本語文法学会(編)(2014)『日本語文法事典』大修館書店
  • 日本語文法研究会(編)(2000)『概説・古典日本語文法-改訂新版-』おうふう
  • 芳賀綏(1965)『古典文法教室』東京堂出版
  • 長谷高之(1995)「意味のある古典文法の指導を―「~す」の現代語訳「~する」「~している」を話題にして」『解釈と鑑賞』60(7) pp.159-161.
  • 平子義雄(1999)『翻訳の原理』大修館書店
  • 深谷昌弘・田中茂範(1996)『コトバの《意味づけ論》』紀伊國屋書店
  • 福田嘉一郎(1998a)「アスペクト・テンス」『国文学』43(11) pp.119-121.
  • 福田嘉一郎(1998b)「補文標識」『国文学』43(11) p.134.
  • 福田嘉一郎(2001)「古典語の活用と文法史」『国語学』46(2)
  • 藤井貞和(2016)『日本文法体系』筑摩書房
  • 細江逸記(1932)『動詞時制の研究』泰文堂
  • 遠藤嘉基・松井利男(1985)『古典解釈文法』和泉書院
  • 松尾聰(2019)『古文解釈のための国文法入門』筑摩書房
  • 松村明(1958)「『じ』の研究」『國文学』第4巻第2号臨時号
  • 松村明(編)(1971)『日本文法大辞典』明治書院
  • 三上章(1963)『日本語の論理』くろしお出版
  • 山口仲美(2006)『日本語の歴史』岩波新書
  • 山口佳紀(1990)「動詞の用法・活用の変遷」『国文学』38
  • 山田潔(2002)「古典文法の活性化のために」『月刊国語教育』22(5) pp.16-19
  • 渡辺義夫(1997)「新しい古典文法教育のあゆみ」『国文学解釈と鑑賞』62(7) pp.37-44.
  • 山内洋一郎(1998)「「き」と「けり」の語りの態度」『国文学』43(11) pp.56-60.
  • 山梨正明(2000)『認知言語学原理』くろしお出版
  • Shirane, H. (2005) Classical Japanese: A Grammar. New York: Columbia University Press.

『ゆっくりとしっかり学ぶ英文法』参考文献一覧

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noteで公開する英文法解説書『ゆっくりとしっかり学ぶ英文法』を執筆する際に参考にした文献です。専門書から学習参考書までありますし、熟読したものから軽く目を通したものまであります。

参考文献一覧

  • Alexander, L.G. (1988) Longman English Grammar. Longman.
  • Baker, C. L. (1995) English Syntax. Cambridge, MA: MIT Press.
  • Berk, L. (1999) English Syntax: from word to discourse. London: OUP.
  • Burton-Roberts, N. (1997) Analyzing Sentences. Second Edition. London: Longman.
  • Celce-Murcia, M., and Larsen-Freeman, D. (19831, 19992) The Grammar Book: An ESL/EFL Teacher's Course. Boston, MA: Heinle & Heinle.
  • Chomsky, N. (1957) Syntactic Structures. The Hague: Mouton.
  • Chomsky, N. (1965) Aspects of the Theory of Syntax. Cambridge, MA: MIT Press.
  • Chomsky, N. (1981) Lectures on Government and Binding. Berlin: Mouton de Gruyter.
  • Close, R. A. (1975) A Reference Grammar for Students of English. Longman.
  • Collins, P. and Hollo, C. (2000) English Grammar: an introduction. London: Macmillan.
  • Dixon, R. M. W. (1991) A New Approach to English Grammar on Semantic Principles. Oxford: Clarendon Press.
  • Duffley, P. (1992) The English Infinitive. Longman.
  • Eastwood, J. (1994) Oxford Guide to English Grammar. OUP.
  • Eastwood, J. (1999) Oxford Practice Grammar. OUP.
  • Givón, T. (1993) English Grammar: a functional-based introduction. Amsterdam: John Benjamin.
  • Goldberg, A. (1995) Constructions. Chicago: The University of Chicago Press.
  • Haegeman, L. and Guéron, J. (1999) English Grammar: A Generative Perspective. Oxford: Blackwell.
  • Hewings, M. (1999) Advanced Grammar in Use. CUP.
  • Huddleston, R., and Pullum, G. K. (2002) The Cambridge Grammar of the English Language. Cambridge: CUP.
  • Jackson, H. (1990) Grammar and Meaning: A Semantic Approach to English Grammar. London: Longman.
  • Jacobs, R. A. (1995) English Syntax: a grammar for English language professionals. New York: OUP.
  • Jespersen, O. (1924) The Philosophy of Grammar. Chicago: The University of Chicago Press.
  • Jespersen, O. (1933) Essentials of English Grammar. London: George Allen & Unwin.
  • Jorden, E. H. (1987) Japanese: The Spoken Language, Part 1. Yale University Press.
  • Leech, G. (1987) Meaning and the English Verb. Longman.
  • Leech, G., and Svartvik, J. (1994) A Communicative Grammar of English. Longman.
  • Lewis, M. (1986) The English Verb. Hove: Teacher Training Publications.
  • Morenberg, M. (1997) Doing Grammar. Second Edition. New York: OUP.
  • Murphy, R. (1994) English Grammar in Use. CUP.
  • Palmer, F. R. (1987) The English Verb. second edition. Longman.
  • Palmer, F. R. (1990) Modality and the English Modals. Longman.
  • Parrott, M. (2000) Grammar for English Language Teachers. London: CUP.
  • Quirk, R. et al. (1985) A Comprehensive Grammar of the English Language. London: Longman.
  • Sinclair, J. ed. (1990) Collins Cobuild English Grammar. Harper Collins.
  • Swan, M. (2016) Practical English Usage. 4th Ed. London: OUP.
  • Sweetser, E. E. (1990) From Etymology to Pragmatics. CUP.
  • Wardhaugh, R. (1995) Understanding English Grammar. Cambridge, MA: Blackwell.
  • Wierzbicka, A. (1988) The Semantics of Grammar. Amaterdam: John Benjamins.
  • 阿部一(1998)『ダイナミック英文法』研究社出版
  • 阿部一(2007)『「なぜ」から始める実践英文法』研究社
  • 安藤貞雄(1983)『英語教師の文法研究』大修館書店
  • 安藤貞雄(1985)『続・英語教師の文法研究』大修館書店.
  • 安藤貞雄(1986)『英語の論理・日本語の論理』大修館書店
  • 安藤貞雄(1996)『英語学の視点』開拓社
  • 安藤貞雄(2005)『現代英文法講義』開拓社
  • 安藤貞雄(2008)『英語の文型』開拓社
  • 安西徹雄(1982)『翻訳英文法』バベル・プレス
  • 安西徹雄(1983)『英語の発想』講談社
  • 荒木一雄・小野経男・中野弘三(1977)『助動詞』(現代の英文法9)研究社出版
  • 荒木一雄・安井稔(編)(1992)『現代英文法辞典』三省堂
  • 有村兼彬・天野政千代(1987)『英語の文法』英潮社フェニックス
  • 浅川照夫・鎌田精三郎(1986)『助動詞』(新英文法選書4)大修館書店
  • クロース, R.A. (1980)『クロース現代英文法』研究社出版
  • コーツ, J. (1992)『英語法助動詞の意味論』研究社出版
  • デ・シェン, B. (1997)『英文法の再発見』研究社出版
  • デクラーク, R. (1994)『現代英文法総論』開拓社
  • 江川泰一郎(1991)『改訂三版英文法解説』金子書房
  • 江藤裕之(2015)『英文法のエッセンス』大修館書店
  • 福田嘉一郎(1998)「アスペクト・テンス」『国文学』43(11) pp.119-121
  • 五島忠久・織田稔(1977)『英語科教育基礎と臨床』研究社出版
  • グループ・ジャマシイ(編著)(2015)『英語版日本語文型事典』くろしお出版
  • 萩野俊哉(1998)『ライティングのための英文法』大修館書店
  • 畠山雄二(編)(2016)『徹底比較日本語文法と英文法』くろしお出版
  • 早川勇(1983)「日英語の受動表現」鳥居次好・黒川泰男(監修)『教育英文法の基礎:語彙・品詞論の見直し』三友社出版
  • 平野清(1986)『実用生成英文法』開文社出版
  • 林野滋樹(1982)『言語学と英語教育』三友社出版
  • 林野滋樹(2011)『たのしい英文法改訂版』三友社出版
  • 日向清人(2014)『即戦力がつく英文法』DHC
  • 池上嘉彦(1991)『〈英文法〉を考える』筑摩書房
  • 池上嘉彦・守屋三千代(編著)(2009)『自然な日本語を教えるために-認知言語学をふまえて』ひつじ書房
  • 今井邦彦(1995)『英語の使い方』大修館書店
  • 今井邦彦(2004a)「研究と現場を結ぶ英語の使い方7「助言」「忠告」「勧誘」など」『英語教育』53(7) pp.49-51
  • 今井邦彦(2004b)「研究と現場を結ぶ英語の使い方9助動詞の話Ⅰ」『英語教育』53(10) pp.61-63
  • 今井邦彦・中島平三(1978)『文Ⅱ』(現代の英文法5)研究社出版
  • 今井隆夫(2010)『イメージで捉える感覚英文法』開拓社
  • 稲田俊明(1989)『補文の構造』(新英文法選書第3巻)大修館書店
  • 猪野真理枝・佐野洋(2011)『英作文なんかこわくない』東京外国語大学出版会
  • 井上和子(1976)『変形文法と日本語・上』大修館書店
  • 井上和子(1978)『日本語の文法規則』大修館書店
  • 井上義昌(編)(1966)『詳解英文法辞典』開拓社
  • 伊藤和夫(1975)『英語構文詳解』駿台文庫
  • 伊藤和夫(1979)『英文法教室』研究社出版
  • 伊藤和夫(1987)『ビジュアル英文解釈PART I』駿台文庫
  • 伊藤和夫(1996)『英文解釈教室入門編』研究社出版
  • 伊藤和夫(1997)『英文解釈教室改訂版』研究社出版
  • 岩垣守彦(1993)『英語の言語感覚:ルイちゃんの英文法』玉川大学出版局
  • 岩井慶光(1956)『助動詞の研究』篠崎書林
  • 秦宏一(2009)『英語動詞の統語法』研究社
  • 影山太郎(編)(2001)『日英対照動詞の意味と構文』大修館書店
  • 影山太郎(編)(2009)『日英対照形容詞・副詞の意味と構文』大修館書店
  • 柏野健次(1993)『意味論から見た語法』研究社出版
  • 柏野健次(1999)『テンスとアスペクトの語法』開拓社
  • 柏野健次(編著)(2010)『英語語法レファレンス』三省堂
  • 柏野健次・内木場努(1991)『コーパス英文法』開拓社
  • 西友七(編)(1985)『英語基本動詞辞典縮刷版』研究社出版
  • 小寺茂明(1990)『英語指導と文法研究』大修館書店
  • 隈部直光(2002)『教えるための英文法』リーベル出版
  • 国広哲弥(1967)『構造的意味論-日英両語対照研究-』三省堂
  • 國廣哲彌(編)(1980)『文法』(日英語比較講座2)大修館書店
  • 久野暲(1973)『日本文法研究』大修館書店
  • 久野暲(1983)『新日本文法研究』大修館書店
  • 久野暲・高見健一(2004)『謎解きの英文法・冠詞と名詞』くろしお出版
  • 久野暲・高見健一(2005)『謎解きの英文法・文の意味』くろしお出版
  • 久野暲・高見健一(2013a)『謎解きの英文法・省略と倒置』くろしお出版
  • 久野暲・高見健一(2013b)『謎解きの英文法・時の表現』くろしお出版
  • 黒川泰男(2004)『英文法の基礎研究-日・英語の比較的考察を中心に-』三友社出版
  • 黒川泰男(監修)(1999)『コンフィデンス総合英語』三友社出版
  • 町田健(1994)『フロンティア英文法』研究社出版
  • 益岡隆志(1997)『複文』(新日本語文法選書2)くろしお出版
  • 松井恵美(1979)『英作文における日本人的誤り』大修館書店
  • 宮下眞二(1982)『英語文法批判』日本翻訳者養成センター
  • 宮田幸一(1970)『教壇の英文法改訂版』研究社出版
  • 宮内秀雄(1955)『法・助動詞』(英文法シリーズ13)研究社
  • 水谷信子(1985)『日英比較話しことばの文法』くろしお出版
  • 水谷信子(1989)『基礎からよくわかる英作文』旺文社
  • 毛利可信(1967)『新自修英作文』研究社出版
  • 毛利可信(1972)『意味論から見た英文法』大修館書店
  • 毛利可信(1980)『英語の語用論』大修館書店
  • 毛利可信(1983)『橋渡し英文法』大修館書店
  • 森田良行(2007)『助詞・助動詞の辞典』東京堂出版
  • 森田良行(2008)『動詞・形容詞・副詞の事典』東京堂出版
  • 村田美穂子(2008)『体系日本語文法』すずさわ書店
  • 村田勇三郎(1982)『機能英文法』大修館書店
  • 村田勇三郎(1983)『文(Ⅱ)』(講座・学校英文法の基礎第8巻)研究社出版
  • 村田勇三郎(1984)『文(Ⅰ)』(講座・学校英文法の基礎第7巻)研究社出版
  • 村田勇三郎成田圭市(1996)『英語の文法』大修館書店
  • 長原幸雄(1990)『関係節』(新英文法選書8)大修館書店
  • 永井典子・綾野誠紀・岡田圭子・中西貴行(2015)「母語と英語のメタ言語知識に基づく明示的な英文法教授法への一提案」『言語教育エキスポ2015』pp.41-42.
  • 中島文雄(1949)『文法の原理』研究社出版
  • 中島文雄(1980a)『英語の構造・上』岩波書店
  • 中島文雄(1980b)『英語の構造 下』岩波書店
  • 中島文雄(1987)『日本語の構造-英語との対比-』岩波書店
  • 中島平三(編)(2001)『最新英語構文事典』大修館書店
  • 中野清治(2014)『英語の法助動詞』開拓社
  • 中村捷(2009)『実例解説英文法』開拓社
  • 中右実(1994)『認知意味論の原理』大修館書店
  • 中右実・西村義樹(1998)『構文と事象構造』(日英語比較選書5)研究社出版
  • 成田義光・丸谷満男・島田守(1984)『前置詞・接続詞・関係詞』(講座・学校英文法の基礎6)研究社出版
  • 日本語記述文法研究会(編)(2003)『現代日本語文法4第8部モダリティ』くろしお出版
  • 日本語記述文法研究会(編)(2007) 『現代日本語文法3第5部アスペクト第6部テンス第7部肯否』くろしお出版
  • 日本語記述文法研究会(編)(2008)『現代日本語文法6第11部複文』くろしお出版
  • 日本語記述文法研究会(編)(2009b)『現代日本語文法2第3部格と構文第4部ヴォイス』くろしお出版
  • 西垣内泰介・石居康男(2003)『英語から日本語を見る』(英語学モノグラフシリーズ13)研究社
  • 大場昌也(1981)『これからの英文法:英語の新しい学び方』ジャパンタイムズ
  • 大場昌也(1996)「新しい学校英文法のための5つの提案(3):動詞の転換」『英語教育』45(5) pp.74-77.
  • 織田稔(1990)『英文法学習の基礎』研究社出版
  • 織田稔(2007)『英語表現構造の基礎』風間書房
  • 大江三郎(1983)『動詞(Ⅱ)』(講座・学校英文法の基礎第5巻)研究社出版
  • 大出晁(1965)『日本語と論理』講談社
  • 岡田伸夫(2001)『英語教育と英文法の接点』美誠社
  • 岡田伸夫(2005)「英文法研究の英文法教育への応用:二重目的語構文の場合」『英語教育』54(4) pp.63-65.
  • 大名力(2014)『英語の文字・綴り・発音の仕組み』研究社
  • 大西泰斗・マクベイ, P. (1995)『ネイティブスピーカーの英文法』研究社出版
  • 大西泰斗・マクベイ, P. (1997)『ネイティブスピーカーの英語感覚』研究社出版
  • 大野晋(1978)『日本語の文法を考える』岩波書店
  • 小野経男(1987)『意外性の英文法』大修館書店
  • 小野経男・宮田学(1989)『誤文心理と文法指導』大修館書店
  • 大野照男(1972)『変形文法と英文解釈』千城
  • 小野田摂子(2008)『英語表現・論理トレーニング』丸善
  • 大塚高信(編)(1970)『新英文法辞典改訂増補版』三省堂
  • 大塚高信・中島文雄(監修)(1982)『新英語学辞典』研究社
  • ピーターセン, M. (1988)『日本人の英語』岩波書店
  • 藤武生・鈴木英一(1984)『冠詞・形容詞・副詞』(講座・学校英文法の基礎3)研究社出版
  • 藤武生・原口庄輔・鈴木英一(編)(1995)『英文法への誘い』開拓社
  • 佐々木高政(1973)『英文構成法-五訂新版-』金子書房.
  • 佐藤琢三(2005)『自動詞文と他動詞文の意味論』笠間書院
  • 佐藤芳明・田中茂範(2009)『レキシカル・グラマーへの招待』開拓社
  • 澤田治美(2006)『モダリティ』開拓社
  • 関山健治・山田敏弘(2011)『日本語から考える!英語の表現』白水社
  • シャーサー, M. (1988)『書くための英文法』北星堂書店
  • 柴谷方良(1978)『日本語の分析』大修館書店
  • 嶋村誠(2014)『日英語に見るもののとらえ方』関西学院大学出版会
  • 四宮満(1999)『英語の発想と表現』丸善
  • 宗宮喜代子(2009a)「SVO構文から見えてくるもの」『英語教育』58(1) pp.47-49
  • 宗宮喜代子(2009b)「2種類のSV構文から見えてくるもの」『英語教育』58(2) pp.50-52
  • 宗宮喜代子(2009c)「「SVO+1」構文から見えてくるもの」『英語教育』58(3) pp.47-49
  • 宗宮喜代子(2012)『文化の観点から見た文法の日英比較』ひつじ書房
  • 空西哲郎(1954)『動詞』(英文法シリーズ10)研究社
  • 末岡敏明(2012)「より良い学習英文法を探るための視点」大津由紀雄(編著)『学習英文法を見直したい』研究社
  • 菅井三実(2012)『英語を通して学ぶ日本語のツボ』開拓社
  • 杉山忠一(1998)『英文法詳解』学習研究社
  • 鈴木英一安井泉(1994)『動詞』(現代の英文法8)研究社
  • 高橋作太郎(1985)『文法』(英語の演習第2巻)大修館書店
  • 高橋善昭(1986)『英文読解講座』研究社出版
  • 高橋善昭(1990)『英文和訳講座』研究社出版
  • 高見健一(2003)「研究と現場を結ぶ英文法入門7:二重目的語構文-情報構造と構文の意味-」『英語教育』52(7) pp.43-45.
  • 高見健一(2013)「統語論 機能的構文論」三原健一・高見健一(編著)『日英対照英語学の基礎』くろしお出版
  • 髙島英幸(編著)(1995)『コミュニケーションにつながる文法指導』大修館書店
  • 竹林一志(2008)『日本語における文の原理』くろしお出版
  • 田村泰(1999)『しなやか英文法』三友社出版
  • 田中茂範(1993)『発想の英文法』アルク
  • 田中茂範・松本曜(1997)『空間と移動の表現』(日英語比較選書6)研究社出版
  • 田中茂範・佐藤芳明・河原清志(2003)『チャンク英文法』コスモピア
  • 田中茂範・佐藤芳明・阿部一(2006)『英語感覚が身につく実践的指導』大修館書店
  • 寺島隆吉(1986)『英語にとって学力とは何か』三友社出版
  • 寺島隆吉(1991)『英語記号づけ入門』三友社出版
  • 寺島隆吉(2000)『英語にとって「文法」とは何か?』あすなろ社
  • 富岡龍明・堀正広・田久保千之(2008)『ライティングのための英文法ハンドブック』研究社
  • トムソン, A.J.・マーティネット, A.V.(1988)『実例英文法』オックスフォード大学出版局
  • 外池滋生(2003)「英文解釈と英文法」『英語青年』149(4) pp.17-19.
  • 楳垣実(1961)『日英比較語学入門』大修館書店
  • 楳垣実(1975)『日英比較表現論』大修館書店
  • 若林俊輔・手島良(1996)「提案・英語のカリキュラム4:動詞にかかわるその他の事項(1)」『英語教育』45(4) pp.76-77.
  • 綿貫陽・宮川幸久・須貝猛敏・高松尚弘(2000)『ロイヤル英文法』旺文社
  • 綿貫陽・ピーターセン, M. (2006)『表現のための実践ロイヤル英文法』旺文社
  • 綿貫陽・淀縄光洋・ピーターセン, M. (1994)『教師のためのロイヤル英文法』旺文社
  • 八木克正(1987)『新しい語法研究』山口書店
  • 八木克正(1996)『ネイティブの直観にせまる語法研究-現代英語への記述的アプローチ-』研究社出版
  • 八木克正(1999)『英語の文法と語法-意味からのアプローチ』研究社出版
  • 山中桂一(1998)『日本語のかたち:対照言語学からのアプローチ』東京大学出版会
  • 山梨正明(1995)『認知文法論』ひつじ書房
  • 山岡洋(2014)『新英文法概説』開拓社
  • 山崎貞(1971)『新自修英文典』毛利可信増訂 研究社
  • 安井稔(1989)『英文法を洗う』研究社出版
  • 安井稔(1995)『納得のゆく英文解釈』開拓社
  • 安井稔(1996)『改訂版英文法総覧』開拓社
  • 安井稔・秋山怜・中村捷(1976)『形容詞』(現代の英文法7)研究社
  • 安井稔・角谷裕子(1998)『英作文総覧』開拓社
  • 安井稔(編)(1987)『例解現代英文法事典』大修館書店.
  • 安井稔(編)(1996)『コンサイス英文法辞典』三省堂
  • 吉川千鶴子(1995)『日英比較動詞の文法』くろしお出版
  • 吉川美夫(1966)『考える英文法』文建書房
  • 吉川勇一(1991)『5日間集中講義吉川のベイシック英語』代々木ライブラリー

もっち先生の「もっちり文法」:第5回~第8回の背景・参考文献

「もっちり文法」第5回~第8回の全体的なこと

この4回は、「日本語の動詞文」のうち、現代日本語を、英語を対応させながら解説することを意図したものです。こうした授業はほとんどやったことがなく、スライドはほぼ書き下ろしです。ただし、日本語の動詞型に関しては、駿台予備学校で過去に担当した「英作文S」で和文英訳を講義するときなどで扱ってはいます。大きな枠組みとしては、日本語の動詞文を動詞がとる項の数で分類し、項の少ないものから順に解説し、格助詞についても必要に応じて言及していくというものです。

日英語比較対照

「もっちり文法」は複言語主義の立場から文法を解説していくことを重視しています。このため、日英語の対照言語学的なアプローチで書かれた文献を多く参照しています。
まずは最近の本から。

少し古いものでは、この辺りから目を通しています。
日英語比較講座 第2巻 文法

日英語比較講座 第2巻 文法

  • 発売日: 1980/05/01
  • メディア: 単行本
日本語の構造―英語との対比 (岩波新書)

日本語の構造―英語との対比 (岩波新書)

英語の論理・日本語の論理

英語の論理・日本語の論理

認知言語学的なアプローチのものとしては、こちらを参照しました。

日本語学

対照言語学というよりは、日本語学プロパーのものでは次のようなものを参考にしました。

現代日本語文法2 第3部格と構文 第4部ヴォイス

現代日本語文法2 第3部格と構文 第4部ヴォイス

日本文法研究

日本文法研究

日本語のシンタクスと意味 (第1巻)

日本語のシンタクスと意味 (第1巻)

日本語概説 (岩波テキストブックス)

日本語概説 (岩波テキストブックス)

  • 作者:渡辺 実
  • 発売日: 1996/10/08
  • メディア: 単行本
再構築した日本語文法

再構築した日本語文法

  • 作者:小島 剛一
  • 発売日: 2012/08/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

特に第6回について

第6回は自動詞と他動詞を関連づけて扱ったため、ここだけのために参照したものがいくつかあります。

動詞・形容詞・副詞の事典

動詞・形容詞・副詞の事典

日本文法小事典

日本文法小事典

  • メディア: 単行本
日英対照 動詞の意味と構文

日英対照 動詞の意味と構文

  • 発売日: 2001/03/01
  • メディア: 単行本
構文と事象構造 日英語比較選書(5)

構文と事象構造 日英語比較選書(5)

もっとも、これらは「もっちり文法」のために初めて読み始めたわけではなく、これまで読みためていたものをまとめたといった形になっています。

もっち先生の「もっちり文法」:第1回~第4回の背景・参考文献

「もっちり文法」とは

vimeo.com複言語主義の考え方に基づき、高校生や大学受験生を始め、幅広く、日本文法(現代語・古典語)、英文法、漢文法を比較対照させながら語っていく「動画」として、「もっちり文法」というシリーズを始めました。

 

教育文法の記述の仕方には、Sharwood Smith*1によると、concentratedとextendedという2通りがあるとされています。concentratedというのは特定の文法項目に焦点を当てて体系的・明示的に扱う主に参照用の文法で、学習者が学んだ知識を自分で使っていくことが求められます。これに対してextendedというのは、学習者の発達段階や置かれている状況に合わせた文法で、抽象的な説明を省いてその分教室での活動によって感じとらせることなども計算に入れた文法の扱い方です。「もっちり文法」はできる限り高校生などの非専門家に伝わるように配慮しつつも、練習問題を用意したりするのでもなく、一定の体系性を保ちながらひたすら語るという点で、concentratedな文法であると言えます。

こうした点を踏まえると、一般の方には文法を深く自由に語る、板書付きのポッドキャスティングと捉えていただいたほうがよいかなとも考えています。

第1回と第2回

この2回の内容の理論的背景は、このブログの過去記事で触れた内容とそれほど変わっていません。

ownricefield.hatenablog.com

ownricefield.hatenablog.com

ownricefield.hatenablog.com

第3回

第3回は認知文法における典型的な他動詞から導入しています。

 

認知文法論 (日本語研究叢書 (第2期第1巻))

認知文法論 (日本語研究叢書 (第2期第1巻))

  • 作者:山梨 正明
  • 発売日: 1995/06/01
  • メディア: 単行本
 

 

 日英語の比較対照については、次の文献も参考にしています。

 

  

 

第4回

この回はまず、『ヴィスタ英和辞典』の「英語の文字の話」を参考にしています。

 

ヴィスタ英和辞典

ヴィスタ英和辞典

  • メディア: 単行本
 

 それから、竹林滋先生の本の影響もあります。

 

〈新装版〉 英語のフォニックス: 綴り字と発音のルール
 

 それから何と言っても大名先生のこの文献ももちろん参照しています。

 

英語の文字・綴り・発音のしくみ

英語の文字・綴り・発音のしくみ

  • 作者:大名 力
  • 発売日: 2014/10/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

五十音図の扱いに関しては大名先生のもののほかに、サイレントウェイによる日本語教育で用いられている仮名導入表も活用しています。これは数年前に日本英語教育学会・教育言語学会の年次総会のときに鈴木真奈先生のポスター発表で知りました。

www.decode.waseda.ac.jp歴史的仮名遣いについては、小田勝先生のこちらの文献を参照しました。

 

古代日本語文法 (ちくま学芸文庫)

古代日本語文法 (ちくま学芸文庫)

  • 作者:小田 勝
  • 発売日: 2020/05/12
  • メディア: 文庫
 

 このブログは言語教育の理論面を扱う目的で運営しておりますので、今後も「もっちり文法」のこうした背景についてこちらから発信していく予定です。

*1:Sharwood Smith, M. (1981) "Notions And Functions in a Constrastive Pedagogical Grammar" In A. James and P. Westney eds. New Linguistic Impulses in Foreign Language Teaching. pp. 39-53.

英語基礎:Sアカデミー「英語S」の背景(その22)

述語動詞の形

一通り文型を扱った後は、述語動詞の形へと移っていく。開講当初のSession1で「基本4品詞」を導入した際に、動詞を意味の面から「状態・変化・行為を表す」とは定義している。しかし、英語の動詞にどのような変化形があって、それぞれの変化形をどのように使い分けるのかを身につけるには、この定義を知るだけでは不十分である。ここで重要なのが、「述語動詞」と「準動詞」および「助動詞」と「(本)動詞」という2つの区別である。このあたりで参考とすべき知見は、必ずしも最新のものではない。むしろ、古いもの*1*2*3のほうが参考になってと言ってよい。その上で、「述語動詞」と「準動詞」の区別は、定形・非定形の対立に求めた。命令文の原形などに例外が生じるものの、「現在」「過去」というテンス(授業では「基本時制」と呼んでいる)を表す動詞が述語動詞であり、主語をとるというのは明快である。さらに動詞の形一覧を表で示し、be, do, haveと、不規則動詞の例としてget、規則動詞の例としてplay、そして法助動詞の例としてwillを挙げた。こうすることで、法助動詞、学校文法で言ういわゆる「助動詞」が現在形と過去形しかもたない特殊な動詞であることが生徒に伝わると考えた。
この次にやるべきこととして、通常、たとえば持田が駿台の授業などで講義するときには、「述語動詞の規則」として、「助動詞+原形」「HAVE+過去分詞」「BE+現在分詞」「BE+過去分詞」という4つの規則を提示している。しかし、「英語S」のStage1は中学英語の復習という位置づけであるから、いきなりこの規則を提示する方法は避けてみた。まずは単独で述語動詞として働く現在形と過去形を導入し、追って進行形や完了形、未来の表現へと導いていけばよいと考えたのである。このため、現在形で-(e)sを付ける場合はどのような場合か、-(e)sや過去形の語形の仕組みをじっくりと提示していくことが可能になった*4

*1:空西哲郎(1954)『動詞』(英文法シリーズ10)研究社

*2:岩井慶光(1956)『助動詞の研究』篠崎書林

*3:浅川照夫・鎌田精三郎(1986)『助動詞』(新英文法選書4)大修館書店

*4:ここで参考にしたのが、次の文献である:大名力(2014)『英語の文字・綴り・発音の仕組み』研究社

英語基礎:Sアカデミー「英語S」の背景(その21)

動詞イディオム

動詞の型を扱ううえで動詞イディオムをどのように扱うかは、学習者の状況によって違ってくる。最近の主流は動詞と前置詞や小辞のそれぞれの中核的意味の組み合わせからイディオムの意味を捉えようとするものである*1。しかし、実態はそう簡単なものではない。ある動詞が普通とりうる文型からイディオム的な用法への拡張が単純なものはよい。例えば前置詞句から名詞句が消失し、前置詞が小辞化するものなどは、比較的理解しやすいかもしれない*2。ところが小辞が動詞に付加されると本来他動詞であったものが自動詞になることもある*3。また、前置詞や小辞が本来持つ空間的意味が消失しているものもある*4。もちろん、一見前置詞や小辞の意味が消失しているように見えてもていねいに分析していけばその痕跡を捉えていくことが可能な場合もある。しかしながら、まだ多くの動詞イディオムを使いこなせていない段階の学習者に対しては、熟語としてそのままとりあえず覚えてもらい、その後すこしずつ分析的に捉え直して整理する機会を設ければよいのではないかと今回は判断した。『短文で覚える英単語1900』の例文に出てくるイディオム及び『フレーズで覚える英単語1400』に収録されているイディオムは、そのように扱った。

英語感覚が身につく実践的指導―コアとチャンクの活用法

英語感覚が身につく実践的指導―コアとチャンクの活用法

英単語ネットワーク―わかる覚える使える〈前置詞編〉

英単語ネットワーク―わかる覚える使える〈前置詞編〉

英文解釈教室 入門編

英文解釈教室 入門編

日英対照 形容詞・副詞の意味と構文

日英対照 形容詞・副詞の意味と構文

高校入試 短文で覚える英単語1900 (シグマベスト)

高校入試 短文で覚える英単語1900 (シグマベスト)

高校入試 フレーズで覚える英単語1400 (シグマベスト)

高校入試 フレーズで覚える英単語1400 (シグマベスト)

*1:田中茂範・佐藤芳明・阿部一(2006)『英語感覚が身につく実践的指導:コアとチャンクの活用法』大修館書店, pp.60-61.

*2:田中茂範(1993)『英単語ネットワーク・前置詞編』アルク, p.16-17; 伊藤和夫(1996)『英文解釈教室入門編』研究社出版, p.71.

*3:谷脇康子・當野能之(2009)「句動詞」影山太郎(編)『形容詞・副詞の意味と構文』大修館書店, p.298.

*4:前掲書, p.298.

英語基礎:Sアカデミー「英語S」の背景(その20)

天候や時を表す文

itがthisやthatと異なるものであることを確認してようやく天候を表す文の導入に移っていく。日本語には「…になる」という形で天候を表す言い方がある。これは季節の移り変わりにも使える表現である。

春になった。 Spring has come.
嵐になった。 Storm has come.*1

上に挙げた例では、日本語ではゼロ項動詞による文になっているが、英語ではcomeを用いた1項動詞による文になっている*2

雨になった。 It started to rain.

この例では、英語もゼロ項動詞になっているが、英語では次に挙げる指摘の通り、主語のない文は認められないのでitが主語になっている。

The verb makes up a complete clause, but the impersonal subject it has to be added, to satisfy the requirement of English syntax that each clause have some constituent in the subject slot*3

意味論の観点からは次のような指摘もある。

これらは具体的に指せる対象ではないので、必然的にthisやthatの使用は控えられ、逆に、状況的に共有される名詞情報と捉えて、その代用としてitを使うのである*4

佐藤らの引用にある「これら」は「天候・時間・距離・明暗などを、漠然と共有される状況」を表すitのことを言っている。このようなところから、教育文法としては、日本語との構文上の違いを意識しつつ、漠然とした状況をitがあらわすことができることを生徒に理解させ、そのうえで実際のitの文に習熟させる必要がある。

英語の論理・日本語の論理

英語の論理・日本語の論理

A New Approach to English Grammar, on Semantic Principles (Clarendon Paperbacks)

A New Approach to English Grammar, on Semantic Principles (Clarendon Paperbacks)

レキシカル・グラマーへの招待―新しい教育英文法の可能性 (開拓社言語・文化選書)

レキシカル・グラマーへの招待―新しい教育英文法の可能性 (開拓社言語・文化選書)

*1:Enya, Storms In Africa PART II.

*2:安藤貞雄(1986)『英語の論理・日本語の論理』大修館書店, p. 257.

*3:Dixon, R. M. W. (1991) A New Approach to English Grammar on Semantic Principles. Oxford: Clarendon Press, p. 21.

*4:佐藤芳明・田中茂範(2009)『レキシカル・グラマーへの招待』開拓社, p. 130.