持田哲郎(言語教師@文法能力開発)のブログ

大学受験指導を含む文法教育・言語技術教育について書き綴っています。

2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ことばを知り、ことばを身に付け、ことばを使う

言語学習の基礎 言語学習の基礎は、ことばを知り、ことばを身に付け、ことばを使うことに尽きるのではないか。最近特にそう思うようになった。言語技術を身に付けさせることを言語教育の目標に位置づけるべきだと思う。だが、その基礎となるのがことばそのも…

漢字と漢文と漢和辞典

漢字本を読む 最近、非常勤先の高校での空き時間を利用していろいろと本を読んだり、ラテン語や中国語の学習をしたりしている。そんな状況で漢字・漢文に関する本を読んだりすることがある。最近読んだのは次の3冊である。漢字の過去と未来 (1982年) (岩波…

路線変更ではないが・・・

激しくつぶやく場としてのブログ 本来このブログは、英語教育・国語教育を応用言語学の視点で切り込み、その思考の断片を私が覚え書きとして書き付けることを目的としている。だが、あまりに断片的すぎて専門的なエントリーたり得ないものがあったり、忙しく…

漢文のその後など

漢文の基礎を学び直して気付いたこと 先日から、『古典漢文の基礎』(山本哲夫著、洛陽社)を少しずつ読んでいるが、冒頭部分がなかなか興味深い。漢字・漢語の基礎知識として、六書に触れ、書体の変遷にも触れ、次いで熟語の成り立ち、呉音・漢音・唐宋音に…

勉強は20歳になってから

己の体験を語れるか 予備校で教えていると、自分の受験生時代を振り返り自らの体験を語る講師が多いことに気づく。だが、ロクに受験勉強をやっていない私にとっては、語るべきものがない。予備校には通っていたし、授業もそれなりに受けていた。英語の授業で…