持田哲郎(言語教師@文法能力開発)のブログ

大学受験指導を含む文法教育・言語技術教育について書き綴っています。

2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

リーダーの終焉か?

「英語の授業は英語で」の陰で・・・ 新学習指導要領案が発表された。英語の授業は英語で、というところにマスメディアは注目しているようだ。だか、これと同じくらいに重要な改訂ポイントがあるのに、あまり取り上げられていない。それは「読み」を扱う独立…

半年を振り返って

「文章付きグラマー」からの脱却の苦悩 年度途中から高校の非常勤講師を務める機会を得て半年が経ち、3年生の授業が無事終了した。この半年で一番苦労したのは、リーディングの授業をリーディングの授業にしていくことであった。受験指導か受験指導でないか…

偽装受験英語

思考停止・分析停止・活動停止 高校で受験指導をしなければならないという状況に置かれると、多くの教師は思考がそこで止まるようである。大学入試で何が出るかということを考慮しない分析停止の状況に陥る。そして昔ながらの文法指導をひたすら繰り返し、そ…

古典文法と古文理解(その4)

英文理解と古文理解における文法の扱いの違い 英文理解における文法の扱いについては、「受験英語」が一定の貢献を果たしていると言って良い*1。だが、古文理解においてはどうであろうか。阪倉(1963:11)が「もともと文法なるものは、決して解釈のために整理…

卒業試験へ向けて

知識先渡しの破綻 結論から先に言うと、この試みはうまくいかなかった。生徒の知識依存を是正することができなかった。むしろ言語知識が目の前にリストアップされることによって生徒は安心して、そこから先の学習活動に向かわなくなってしまうのだ。たとえ一…