漢文のその後など
漢文の基礎を学び直して気付いたこと
先日から、『古典漢文の基礎』(山本哲夫著、洛陽社)を少しずつ読んでいるが、冒頭部分がなかなか興味深い。漢字・漢語の基礎知識として、六書に触れ、書体の変遷にも触れ、次いで熟語の成り立ち、呉音・漢音・唐宋音にも触れている。ここまでが第一章で、第二章は文の基本構造と題して、基本的な語順に言及している。実は、私はこれまでにこのような根本的なことを漢文の授業で教わったことがなかった。古文の授業でも同じことが言えるのだが、国語の授業で統語を明示的に教わったためしがないのだ。もうひとつ、この本と同時に購入した学参があるので、導入部分を並行して読んでいきたいと思う。
- 作者: 中西清
- 出版社/メーカー: 昇龍堂出版
- 発売日: 1999/01/20
- メディア: 単行本
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