持田哲郎(言語教師@文法能力開発)のブログ

大学受験指導を含む文法教育・言語技術教育について書き綴っています。

弥生・朔日

ブックマークと検索と

ブログのアクセスログを見ていると、ブックマーク、アンテナ、RSSなどから定期的にアクセスしている方と、検索結果からアクセスしてくる方がいらっしゃいます。後者の場合、英文法関連の用語からたどり着くことも多いようで、かなり古い記事をご覧になったりすることも多いようです。もっとも、後の記事で訂正・撤回をしない限り、古い記事の内容であっても、その項目については、私の現在の考えを反映したものですから、読まれることには何の抵抗もありません。むしろ、皆様一人一人の目的に適った形でご覧いただければと思います。

日本語と英語と

最近ずっと、日本語関連の記事を書いてます。論文試験対策の講座を担当していることが多いので、関心がそちらに向きがちになっています。それでも、『英語教育』などを読めば、それに関連したことを書いてみたくなったりもします。このブログは見た目はそれなりの体裁ですが、実態は自分で授業準備や教材研究のために調べたりしたことを書き綴っている格好になっています。ですから、その折々で自分の中で引っかかっている事柄を取り上げます。逆に言えば、今手元に抱えている英語の仕事では、新たな研究や思索は必要ないのでは、と思っていることの裏返しなのかもしれません。とはいえ、文法ひとつとっても、まだまだ考えていかなければならない問題が山積みなので、機会を見てブログで展開していこうと思っています。

根底にあるもの

結局のところ、日本語ができないまま英語をやってどうする、という考えが自分の中にあります。学習者の日本語力を不問にして英語の世界へと誘うというやり方に違和感を覚えます。私は在野の人間で、フリーの身分ですから、英語教育だけで食べていくには、子ども向けの英語講座・教材などに携わることも必要でしょう。でもそれよりもまず、日本語の基礎知識と基礎的な運用能力(≒基礎的な言語技術)を身につけることが必要なのではないかと思うのです。そう思うと、日本語/国語についてはまだまだ不勉強だという思いに駆られ、こちらの方の記事が続いてしまうわけです。