デビュー

国語教育での著作

明日の授業をどう創るか―学習者の「いま、ここ」を見つめる国語教育

この本に「国語教育と英語教育の連携に向けて−文法教育を中心に−」という小論を書いています。私としては初めて国語教育の枠組みのなかで書いたものです。とはいえ、英語教育側で話題になっていることを国語教育側に紹介したという性格の強いもので、私自身のオリジナリティは控えめになっているといえます。
この本の企画は、私が修士1年の時に出てきたもので、書かせてもらえるだけありがたいといった感じで、あまり挑発的な切り口で展開しようという意識はありませんでした。それでも、国語教育の文脈に私の名前を出すことができたのは一歩前進かとも思います。国語教育と英語教育とを股に掛けて活動していくのは、なかなか大変なことです。一つ一つの仕事を積み上げていって多くの方々からの信頼を取り付けていくことが、将来のプロジェクト立ち上げなどの時に大切であると考えています。