持田哲郎(言語教師@文法能力開発)のブログ

大学受験指導を含む文法教育・言語技術教育について書き綴っています。

優先順位

だって、生きていかなきゃならないんだもん

優先順位というのは、大切なことである。今の私にとって、修論研究と仕事が同列で最重要である。修論研究は自分の将来を戦略的に考えていくうえで必要である。しかし、同時に仕事も今の自分を考えていくうえで必要である。学費をパパやママに出してもらっている院生*1ではないので、ここは重要である。
仕事の中でも多くの生徒・学生を対象とする講座や収録講義は最重要である。家庭教師のような、個々の合意で日時を柔軟に変更できるものがそれに次ぐ重要度になる。修論研究としては、自分の研究を有意義に進めることができる要素が重要となる。なんとも抽象的だが、大学院の授業でいうと、ゼミは最優先で、他の授業は修論研究との関連性からその重要度が決まってくる*2
微妙なのは、学会と仕事のどちらを優先させるべきかである。今年度は土曜日に通年の仕事を入れていない。これは収入面では痛手である。結局、学会に参加することが、その収入減に見合うものかどうかが、このスタンスを続けていくうえでの判断基準となる。固定給で働いていて土曜が休みならば、こうしたことは問題にならないであろう。予備校講師はまともな方であれば、しっかりとした理論的な背景を持って授業に臨んでいるのだが、こうした事情が学会参加を妨げているのではないだろうか。

追記

上記の文面から学会にまったくでないものと受け止められた方がいたようです。私としてはそのようなつもりは毛頭ございません。国語教育と英語教育の連携を目指す者としては、国語教育系、英語教育系、日本語学系、英語学系と、さまざまな学会に関心があります。ただ、費用や時間の関係ですべての学会参加するのは不可能*3です。そのような状況では、参加する、あるいは発表する学会を絞り込まざるを得ません。
それから、国語教育系の学会についてですが、大会を開催する大学側のもてなしの気持ちが強すぎて懇親会の費用が高かったりすることがあって、高価な料理ゆえ、立食ながら先生方のお食事のタイミングを見計らいながらご挨拶しなければならないという点で、難しいものがあります。全国大会ではないのですが、別の学会では居酒屋で懇親会を開いたことがあり、こちらはいろいろお話しを伺うことができましたが、座敷で座っての飲み会ですから、座った位置によっては交流の機会が制限されることも考えられます。
以上、誤解を招くおそれがあるので追記とさせていただきました。

*1:大学院生にとって、学費を出してもらっている親はパパ・ママであり、そうでない親は父・母である。

*2:といっても、そうした理由で授業を欠席したことはない。安易にそういう判断をすべきでもない。有料講座なのだから。

*3:たとえば、今年の日本語学会と全国大学国語教育学会の春季大会は同日実施でした。