授業を受けるか独学か
予備校の授業
予備校の英語の授業は、知識や技術の伝達・意識化というかたちで行われるのが一般的である。座学による知識や技能の習得は、教室で教師の指導を受けなくても、学習者が自宅などで教材を使って自習することも十分可能である。このため、予備校講師は学習者である生徒に対して授業を受けることが自習より効果的であることを訴求していく必要がある。
英語の場合は、参考書であまり触れられていないが、実は重要という基本事項がまだまだある*1。これらは腕利きの中学教師なら言語活動の中で意識化させて習得させていくようなもので、必ずしも明示的に教えなくてもいいようなものであろう。これを大学入試レベルの読み書きに対応できるように明示的に捉え直すのである。そうしたことを授業で扱うことが、独学と違う付加価値となる。
*1:よく見れば書いてあるのだが、並みの高校生では読み取れなかったりする。