持田哲郎(言語教師@文法能力開発)のブログ

大学受験指導を含む文法教育・言語技術教育について書き綴っています。

独学の日々。

修士論文に向けた研究

修論執筆に向けた研究というのは、基本的に独学の上に成り立つ。私の場合、学部時代もその傾向があったので、決して新鮮なものでも戸惑うものでもない。ただ、学部時代は理論のさわりの部分を授業で学ぶことができたが、大学院にはそのような場は設けられていない。
自分が研究する分野で知ってる文献をいくつか読み、そこで参考文献としてあげられている文献を探してまた読む。CiNiiで論文を検索してみることもある。必要な文献は図書館に探しに行く。現在籍を置く大学の図書館にまず行く。中央図書館、戸山図書館など。学部や専攻ごとに設置されている読書室や資料室にある文献を利用することもある。遠隔地にあるキャンパスにある文献は取り寄せることもできるが、時間がないときには所沢までこちらから行くこともある。あとは相互利用を認めている大学(K大学など)や学部時代に在籍した大学の図書館を利用することもある。
院生というのは、孤独である。結局、自分の研究は自分で進めるしかなく、その細かなところまで相談できるような相手はなかなかいない。頻繁に見つけられるようなら、研究の独創性が著しく低いということになる。だから、単独行動が多い。研究室での人のつながりは、孤独な院生生活の中で心の拠り所となる貴重なものである。