持田哲郎(言語教師@文法能力開発)のブログ

大学受験指導を含む文法教育・言語技術教育について書き綴っています。

新年度スタート

今年も週15コマ

非常勤先の高校の新年度の授業が始まった。私が今年度担当するのは、2年の「ライティング」3単位×1クラス、3年の「リーディング」5単位×1クラス、「ライティング」3単位×1クラス「英語演習」4単位×1クラスの15コマである。コマ数は昨年と同じだが、「ライティング」と「英語演習」はこの学校で初めての担当となる。どの科目も、いわゆる進学校のそれである。昨年度は年度途中からの勤務で何かとやりにくかったが、今年は4月から授業ができるので、気持ちよく授業ができそうである。
金曜日に早速3年のリーディングの授業があった。コース統一の単語テストでスタート。その後、こちらの簡単な自己紹介をして、授業の方針について説明した。さらに入試英語における英文読解がいかなるものなのかを概説した。雑談ではないから黒板に書くことをノートに写すようにとしっかりと釘を刺す。英語IIまでずっと惰性でなんとなく英語に取り組んでいた生徒が多かったようで、興味を持って聞いてくれる生徒が多かったように感じた。

ライティンG

打ち間違えではない。意図した通りに打った。何を意図しているのかは進学校の現場に詳しい方ならおわかりだと思う。ただ、ここでだらだらと英文法の授業をしても仕方がない。寝るのがもったいない授業、塾や予備校とは違う授業。文法こそそういう授業にしていかなければならない*1。単なる受験向けテキストの演習と解説であっても、そのなかに言葉に意識を向けさせ、興味を抱かせ、言語能力の底上げにつながる契機を提供できればと思うのである。

*1:予備校では「高校とは違う授業」ということで教壇に立つわけですが・・・