独り言(その2)
印刷室が使えない日
定期考査に準ずる試験があるということで、印刷室が使えない。するとワークシートも用意できないし、知識先渡しもできないので、黒板をフル活用して、知識問題対策をやった。ここに重点が移るのはリーディング授業としては不本意なのだが、仕方がない。その代わりになかなか説明に時間の取れない和訳問題にも時間を割いて説明することができた。下線部で求められている文法知識は生徒にとってはずっと前に学んでいるものばかり。和訳問題の解説を通じて、英文理解には「知識を覚えること」よりも「知識を使うこと」がより重要であることに気付かせた。
進路決定の時間差
予備校ならば、レギュラー授業受講者の大半は一般受験で大学を目指すのだが、学校はそうではない。AOや推薦で早々と進学先を決めてしまうこともめずらしくない。こうなると、受験だけが英語学習のモチベーションとなっている層の授業への真剣度が違ってくる。大学生対象の講座も手がけている立場から言わせてもらえば、基礎学力が十分でないまま大学に進んでも、そのまま就職できるほど甘くはない。このことをもっと生徒たちのこころに響かせなければならない。