持田哲郎(言語教師@文法能力開発)のブログ

大学受験指導を含む文法教育・言語技術教育について書き綴っています。

古文デビューからまもなく1年

何のために古文を教えるのか

自分の関心が、受験教育から言語技術教育にシフトしているのに、なぜか古文を教えたいという欲求も高まっている。なぜだろうか。おそらく、自分の中に教養教育というか、文学教育みたいなものへの畏敬の念があるからなのかもしれない。もちろん、まずは現代日本語の実用的な読み書きができることが大切である。だが、その先にある情緒の領域は、なんとなく甘く、美しい(気がする)。
とはいえ、現在のところ、自分には国語の教員免許がないので、試験対策から離れたところで古文を教えるなんていうのは無理な話である。でも、いずれは、週に1日でも、1コマでもいいから、じっくり、ゆっくりと古文、というか古典講読の授業ができればいいなと思う。