2005-11-18から1日間の記事一覧
本書は「コミュニケーション基本図書」3部作の第3巻である。コミュニケーション研究の専門家は言語学や言語教育を専門とする者の盲点をついてくる。逆に言語研究に携わる者には荒削りで大雑把な部分があることも否めないが、教師という立場からすればこう…
本書はどうすれば翻訳家になれるとか翻訳がうまくなるかというhow toものではない。しかし翻訳のあり得べき姿を受験英語から出発して議論しているため、非常に読みやすい。ただし学校文法への評価が浅薄であるためそのあたりのところで賛否両論があるようで…
「詩学」や「文化記号論」と聞くと難解な印象を受けるが、本書は言語学の基本概念を著者独特の平易な文体で説いているため、実際に読んでみるとさほど難しい本ではない感じがしてくる。英語学や英米文学の専攻でヨーロッパの言語理論に不案内な人にもおすす…
今日も訳読について論じていきます。 訳読は本当に訳読だったのか? 文法訳読法は英語ではGrammar Translation Methodという。translationには「翻訳」という訳語が当てられることもある。「訳読」と「翻訳」の違いについてはすでに述べたとおりである。 松…