語彙論のこと
もちろん、丸暗記一辺倒ではいけないが・・・
最近、語彙関係で購入したものに次のような本がある。
上級者向けの語彙指導として語源に基づくアプローチが広く行われているが、いたずらに通時的知識を列挙しても現代英語を運用する力とはならないであろう。だとすると、語源のような情報をどのように扱えば語彙の習得を促進することにつながるのかを考えなければならばい。
ひとことで言えば、語彙習得の問題である。日本語の語彙知識とどう絡んでくるのか、語法を切り離した語義だけの暗記がどれほど意味を持つのか。あるいは丸暗記という学習活動が無意味なものなのか、多少なりとも効果があるものなのか、あるいは逆効果なのか。そういったことも考えなければならない。語彙知識がなければ言語活動が成立しないのは確かなのだが、そこにたどり着くには何が必要なのかということを明らかにしておく必要がある。
- 作者: 瀬戸賢一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 大型本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
- 作者: 小島義郎,増田秀夫,高野嘉明,岸暁
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 2004/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (9件) を見る